甘味料コラム

「食品添加物」や「甘味料」は安全?先人たちの知恵から生まれたルーツと活用事例を解説

「食品添加物」や「甘味料」は安全?先人たちの知恵から生まれたルーツと活用事例を解説 | 甘味料開発・選定ナビ

スーパーやコンビニで食品を手に取るとき、裏面の原材料名欄に並ぶ「食品添加物」の文字。
なんとなく「体に悪いのでは?」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、実は食品添加物は、古くから私たちの食生活を支え、豊かに進化させるために活用されていることをご存じでしょうか?

今回は、食品添加物の基本的な役割と、その中でも特に身近な「甘味料」に焦点を当て、その事実と安全性について解説します。

「食品添加物」のルーツは先人の知恵

「食品添加物」の原点は、厳しい自然環境の中で生き抜くために先人たちが編み出した、驚くべきライフハックから生まれたもの。

「食品添加物」や「甘味料」は安全?先人たちの知恵から生まれたルーツと活用事例を解説 | 甘味料開発・選定ナビ例えば、冷蔵庫も流通システムもなかった時代、肉や魚を「燻製」や「塩漬け」にすることで腐らせずに保存し、生命に関わる重大な課題を解決しました。 

また、梅干しに美しい色をつけ保存性を高めるために入れるしその葉や、肉や魚の臭みをとったり風味を向上させるために使うハーブやスパイスなど、暮らしに彩りと豊かさを添える進化のために様々なアイデアが編み出されました。

食べ物を無駄にせず、より安全に、美味しく楽しみたい。
そんな普遍的な願いから生まれた工夫が、現代では科学的に洗練され、厳格な安全基準のもとで「食品添加物」として私たちの食卓を支えています。 

「食品添加物」の4つの役割 

では、具体的に現代の食品添加物の役割について深堀りしていきます。
日本食品添加物協会によると、食品添加物は大きく分けて4つの目的で使用されています。

  1. 保存性を高める:カビや腐敗を防ぎ、食中毒のリスクを減らす(保存料、酸化防止剤など)。
  2. 品質を向上させる:食感や風味を良くする(乳化剤、増粘剤など)。
  3. 栄養価を補う:失われやすいビタミンやミネラルを補填する。(ビタミンC、カルシウムなど)
  4. 嗜好性を高める:色や香り、味を整えて美味しさを演出する(着色料、香料、甘味料など)。

もし添加物が一切使われなくなったら、食品の賞味期限は極端に短くなり、食中毒のリスクが増大し、さらに価格も高騰してしまうかもしれません。
食品添加物は、私たちが「安価で、安全に、美味しいものをいつでも食べられる」環境を守るためのパートナーだと考えられます。

気になる「安全性」のエビデンス

「化学合成されたものはなんだか怖い…」という声もありますが、日本で使用が認められている食品添加物は、「天然」「合成」に関係なくすべて、厚生労働省や食品安全委員会により科学的な根拠に基づいて厳格に管理されています。 

厳しい毒性試験:動物実験などを通じて、発がん性や次世代への影響がないか徹底的に調べられます。

ADI(一日摂取許容量)の設定:人間が一生の間、毎日食べ続けても健康に影響が出ないと判断される量の、さらに「100分の1」程度の量を基準(ADI)として、使用量が制限されています。

継続的なモニタリング:厚生労働省は実際に市場に出回っている食品を調査し、摂取量が基準を大幅に下回っていることを確認しています。

つまり、通常の食生活で摂取する量において、健康に害が及ぶ可能性は極めて低いというのが、科学的な事実。
「添加物=悪」と決めつけるのではなく、それがなぜ使われているのか、どのように安全性が守られているのかという事実を知ることが大切です。

安全性というエビデンスに裏打ちされたこれらを正しく理解し、 賢く付き合っていくことが、健康で豊かなライフスタイルにつながるといえるでしょう。

食品添加物のひとつ「甘味料」の活用事例

食品添加物市場の中でも最もシェアが大きく成長率も高いのが、甘味料の分野です。

その甘味料の中にも多くの種類がありますが、単に甘味を付与するだけでなく、カロリーオフや味質の調整など、各甘味料が持つ特性を生かし、様々な食品に活用されています。

ここでは、弊社が手がけた甘味料の活用事例をご紹介します。

<アスパルテーム/スクラロース>プロテインバーへの活用

「食品添加物」や「甘味料」は安全?先人たちの知恵から生まれたルーツと活用事例を解説 | 甘味料開発・選定ナビプロテインバーを製造されるお客様より、「大豆由来のタンパク臭を軽減しながら、カロリーをできるだけ抑えたい」というご要望 をいただきました。

タンパク臭を軽減し砂糖に近い甘味を実現するために、不快臭のマスキング効果を持ち、砂糖の味質に近い美味しさを持つアスパルテームとスクラロースの併用をご提案。
どちらの甘味料も体内で代謝されにくい性質があるため、カロリーオフも同時に実現できました。

>>プロテインバーの甘味料活用事例はこちら

 

<アセスルファムカリウム/ステビア>ヨーグルト飲料への活用

「食品添加物」や「甘味料」は安全?先人たちの知恵から生まれたルーツと活用事例を解説 | 甘味料開発・選定ナビヨーグルトドリンクに関して、「ベースとなるヨーグルトに乳脂肪が少ない場合に、飲み口のボリューム感を甘味料で補填できないか」というご相談をいただきました。

液糖の一部をアセスルファムKとステビアに置き換え、異なる特徴を持つ高甘味度甘味料の併用により、味質のバランスを取りつつ脂肪感を増強することができました。

>>ヨーグルト飲料の甘味料活用事例はこちら

 

食品添加物/甘味料に関するお問い合わせ

本記事では、食品添加物について、そのルーツや安全性をご紹介しました。

<食品・飲料メーカーの皆様へ>
弊社では、高甘味度甘味料を中心に常時30種類以上の甘味料製剤のほか、各種食品原料を取り扱っております。
商品の味作りはもちろん製造コストや原料調達などに関するお悩みも、最適にサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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*参考資料
厚生労働省「食品添加物を考える」 https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/031205-2c.pdf

一般社団法人日本食品添加物協会HP  https://www.jafaa.or.jp/tenkabutsu01/tenka1

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