ほうじ茶ラテの風味を甘味料代替で向上。ほうじ茶らしい焙煎感を複数甘味料の特性を活用して再現

ニーズ | 風味を増強したい |
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商品 | 乳飲料 日本茶飲料 |
甘味料の種類 | アセスルファムカリウム(アセスルファムK) ステビア |
業界 | 食品・飲料 |
お客様の課題
気候変動や需要増、資材高騰などの要因により、各種茶葉原料の価格が急騰する昨今。
そんな中でもカフェやコンビニなどで人気の続いているティーラテですが、今回は、香ばしく焙じた茶葉の香りとクリーミーなミルクの融合が魅力の、ほうじ茶ラテのケースです。
チルドカップタイプのほうじ茶ラテを作るにあたり、「製造工程の理由から、ほうじ茶パウダーを1%程度しか入れることができない」というお客様より、「風味改善を香料以外で検討しているが、甘味料を活用して、ミルクに負けないほうじ茶の風味を引き出せないか」といったご相談をいただきました。
提案内容
ほうじ茶ラテに使われている砂糖の一部を高甘味度甘味料に置き換えます。複数の高甘味度甘味料を組み合わせて検証を行っていきました。
この結果、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)とステビアを組み合わせて使うことで、ほうじ茶の香ばしさを強く感じ、ミルクのコクと共に茶葉の渋みも持続させることができました。
甘味発現の早いアセスルファムカリウムにより甘味の立ち上がりと同時にほうじ茶らしい焙煎香が引き上げられ、ステビアの後引きのある甘味により茶葉の渋みとミルクのコクが重なり呈味を強調させることで、ほうじ茶ラテ商品の風味増強が可能になりました。
導入の効果・当社のサービス
それぞれ特徴をもった甘味料を組み合わせることで、ほうじ茶らしい風味の向上につなげるご提案になりました。
製造工程における課題はもちろん、各種素材原料の価格高騰対策としても、甘味料代替が有効になるケースが多くございます。
弊社では、常時30種類以上取り揃えている各種甘味料製剤を駆使することで、理想の商品製造に向けた最適な処方提案を行っております。
甘味料に関する様々なお悩みやご要望は、ぜひツルヤ化成工業まで、お気軽にご相談ください。
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