リンゴ果汁の価格高騰対策に。高甘味度甘味料の活用で“完熟りんご”らしい飲みごたえを実現

国内外で加工用のリンゴの生産量が減少傾向であることに加え、加工や流通などの周辺コストの圧力などから、現在、リンゴ果汁の原料価格が高騰しています。

今回は、リンゴなど各種果汁原料を使った飲料を製造するメーカー様より、「タイトになっているコスト対策として、甘味料の観点から改善提案をしてもらえないか」とご相談をいただきました。

アップルジュースやりんごサワーなど、リンゴ系ドリンクの原液となるコンク（濃縮液）において、通常、コンクに使われている液糖の一部を、高甘味度甘味料に置換えていきます。

複数の高甘味度甘味料の組み合わせで検証をすすめたところ、アセスルファムカリウム（アセルファムK）とステビアの組合せにより、完熟りんごのような飲みごたえのある飲料に仕上がりました。

甘味発現の早いアセスルファムカリウムによりリンゴの香り立ちを引き上げ、ステビアにより中盤まで香りが持続。
また、ステビアの複雑な甘味によりボリュームを増強し、蜜をたっぷり含んだリンゴのような完熟感のある印象につながりました。

高甘味度甘味料を組み合わせて活用することで、果汁感を損なうことなく完熟したリンゴのような風味と飲みごたえのある飲料に仕上げることができました。
またこれにより、果汁原料の価格高騰に対する甘味料での改善提案につながりました。

使用する甘味料の組み合わせと配合次第で、各果物が持つ、果汁特有の印象や風味につなげることが可能です。
弊社では、果汁飲料以外にも、常時30種類以上取り揃えている各種甘味料製剤を駆使し、様々な食品における理想の味づくりやコストダウンに関するご相談を承っております。

甘味料で解決できる味作りはもちろん、甘味料に関するあらゆるお悩みやご要望は、お気軽にご相談ください。

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