甘味料コラム

高甘味度甘味料を使う4つのメリットとは?その特徴と活用事例をご紹介

高甘味度甘味料を使う4つのメリットとは?その特徴と活用事例をご紹介 | 甘味料開発・選定ナビ

健康志向やダイエットブームにより、糖質やカロリーを抑えた食品へのニーズが高まっている昨今。こうした背景の中で、甘さを加えながらも砂糖の使用量を抑えられる甘味料が、食品づくりにおいて重要な役割を担うようになりました。

甘味料にはさまざまな種類がありますが、なかでも少量でしっかりと甘味を加えることができる「高甘味度甘味料」は、糖質やカロリーを大きくカットできる点で特に注目されています。

本記事では、この高甘味度甘味料に焦点を当て、その特徴やメリットをご紹介します。

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高甘味度甘味料とは

甘味料とは、砂糖をはじめとする食品に甘味を加える調味料です。

その中でも、砂糖の数十倍~数万倍の甘さを持つのが「高甘味度甘味料」。ごく少量でしっかり甘味を感じられるため、糖質・カロリーの低減を目的とした多くの製品に採用されています。

高甘味度甘味料は、砂糖とは甘さの感じ方や物性が異なるため、目的に応じて様々な商品に使い分けられています。

高甘味度甘味料のメリットとは?

日々の食生活の中に適切に取り入れることで、糖質やカロリーを抑えながらも、美味しい甘さを楽しむことができる甘味料。

中でも、砂糖に比べて甘味度の強い「高甘味度甘味料」は、もともと血糖値に影響を与えないものや、ごく少量で甘さを加えられるものがあるため、ヘルシー志向の食品や飲料などにも幅広く活用されています。

高甘味度甘味料をはじめ、いずれの甘味料も、厚生労働省や食品安全委員会による厳格な審査を経て、安全性が確認されたものだけが認可され、私たちの食卓に並ぶ様々な商品に使用されています。
バランスの取れた食事に加えて、これらの甘味料が使われた食品を適切に活用することで、糖質をとりすぎない健やかな食生活につなげていくことが可能です。

メーカーが高甘味度甘味料を使用する4つのメリット

では一方で、食品メーカーの視点から見たとき、高甘味度甘味料を使用するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

糖質やカロリーを抑えられる点に加え、実は製造現場でもさまざまな利点があります。
ここでは、高甘味度甘味料をメーカーが使用する代表的なメリットを4つご紹介します。

メリット①商品の糖類・糖質オフ

高甘味度甘味料はごく少量で甘味付けが可能なため、砂糖の代わりに使用すると、糖類・糖質を減らし、カロリーを抑えることができます。これにより、ダイエット志向の消費者のニーズに応えるとともに、血糖値への影響を抑えることで、健康管理に適した商品づくりが可能になります。

メリット②コストダウン

添加量当たりの甘味の強さに着目すると、砂糖よりも安価で甘味を付与することが可能です。さらに、砂糖の使用量より少量で済むため、コストを抑えたレシピ開発につながります。

メリット③塩かど・酢かどのマスキング

高甘味度甘味料によっては、食品の不快な異味を抑えるマスキング効果の特性を持っています。また、砂糖とは異なる甘味を付与できるため、まろやかな酸味・塩味など、味の表現の幅と可能性が広がります。

メリット④作業負荷の軽減

砂糖の数十倍~数万倍もの甘味度があるため、砂糖の代わりに使用することで、その使用量を大幅に減らすことができます。これにより、輸送コストや製造現場の作業負荷も軽減し、保管効率の向上にもつながります。

 

高甘味度甘味料を使用するメリットについての詳細は、下記より資料のダウンロードが可能です(無料)。

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高甘味度甘味料の活用

<コストダウン>ココア飲料に独自ステビアを配合することで、風味増強と原価高騰対策を実現

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ココアやチョコレートの原料であるカカオマスの価格が急激に高騰している背景から、「ココアの使用量を減らしながらも、リッチな味わいを保ちたい」といったご相談をいただきました。

原料高騰への対応として、まず粉末ココアの使用量を抑えることが重要ですが、そのうえで、ココアならではの風味や美味しさをいかに損なわずに再現できるかを検証することが必要でした。
試行錯誤の末、砂糖の一部を当社オリジナルのステビアに置き換えることで、カカオの風味をしっかりと引き立てながら、甘さのバランスも整えることができました。

>>ココア飲料への甘味料活用事例の詳細はこちら

<糖質オフ>タンパク臭の軽減とカロリーオフ、調合計算のしやすさを実現したプロテインバー

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プロテインバーを製造する際に、「大豆由来のタンパク質臭を軽減しながら、カロリーをできるだけ抑えたい」というご要望とともに、砂糖を使用する量に制限があったため、代替の甘味料を検討しました。

タンパク質臭を軽減し砂糖に近い甘味を実現するために、不快臭のマスキング効果を持ち、砂糖の味質に近い美味しさを持つアスパルテームとスクラロースの併用を提案。どちらの甘味料も体内で代謝されにくい性質があるため、カロリーオフも同時に実現させることができました。
高甘味度甘味料を使用することで、プロテインバーの味わいが向上し、カロリーを抑えつつも美味しさを保つことが可能になりました。

>>プロテインバーへの甘味料活用事例の詳細はこちら

<塩かど・酢カかどのマスキング>塩味を軽減させ、塩かどのとれた美味しい漬物

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漬物を作るにあたり、「塩分は落とさずに、塩辛さを抑えて食べやすいようにしたい」というご要望をいただきました。

そこで、塩かどをマスキングする効果のあるステビア、カンゾウ、スクラロースを弊社独自の配合で組み合わせてました。
結果、塩かどのとれたマイルドで美味しい漬物を作るご提案をすることができました。

>>漬物への甘味料活用事例の詳細はこちら

甘味料の採用に関するお問い合わせ

こちらの記事では、高甘味度甘味料を使用する際のメリットを、それぞれの甘味料の特徴を活かした活用事例とともに紹介いたしました。

<食品・飲料メーカーの皆様へ>

弊社では、上記でご紹介した高甘味度甘味料のほか、常時30種類以上の甘味料を取り扱っております。

甘味料を砂糖の代替として使用することで、商品の糖質を抑えるだけでなく、コストの削減や作業負担の軽減といったメリットも期待できます。
さらに各甘味料の特性を生かして、商品の理想的な味や風味を追求するお手伝いをさせていただくことも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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