甘味料とジュースは相性がいい!?その理由とよく使われている甘味料を飲料ごとに解説!

ジュースやソーダ、コーヒー飲料、スポーツ飲料 etc. 手軽に気分をリフレッシュできる飲み物。
果汁など原料だけで作られるものもありますが、多くの飲料は甘味や酸味、香料などを駆使することで、より嗜好性が高く仕上げられています。
今回は、その中でも、砂糖よりもカロリーや糖質が低く、全体の味質調整にも有効とされている甘味料に注目。
ジュースなど各種飲料と甘味料の相性と、その効果をご紹介していきます。
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甘味料とジュース・飲料の相性
甘味料は、その種類によっても特徴が異なります。飲料の種類や、味作りにあわせて最適な甘味料が採用されていますが、飲料に甘味料が使われる代表的な理由は大きく3つあります。
1.カロリーオフ
多くの甘味料は砂糖の数十倍~数万倍の甘さを持ちながら、カロリーゼロまたは低糖質。ジュースや飲料に使用する際はごく少量で済むため、砂糖の代わりに甘味料を使うことで、カロリーや糖質を大幅に抑えることができます。
特に近年人気の高いゼロカロリー飲料や糖質オフドリンクなどには欠かせない存在となっています。
2.味質の調整
甘味料は、甘味の強さや甘味発現のタイミングがそれぞれに異なるため、商品の味作りにあわせて使いやすいのが特徴です。
また甘味以外にも、マスキングや呈味効果の活用や、さらに複数の甘味料を組み合わせることによって広がる味の再現性など、理想の商品作りのために広く採用されています。
3.扱いやすさとコストダウン
甘味料は、砂糖に比べて数十倍~数万倍の甘味を持つため、使用量が圧倒的に少なく済むという点も採用されやすいポイントです。
また、熱や酸に対する安定性が高い甘味料も多く、加工時に扱いやすいということや、製造工程が効率化しやすいという点からも、コストダウンにつながるメリットが生まれるため、飲料のみならず食品全般で幅広く活用されています。
甘味料と相性の良いジュース・飲料の種類
甘味料はさまざまなジュースや飲料に使われていますが、ここでは代表的なカテゴリーごとに、相性の良い甘味料とその効果をご紹介します。
〈果汁飲料〉
相性の良い甘味料:スクラロース、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、ステビア
効果:みずみずしい果汁感を引き立て、自然な甘さを表現するのに有効
果汁飲料×甘味料の活用事例はコチラ>
〈コーヒー飲料〉
相性の良い甘味料:スクラロース、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
効果:コーヒーのコクを深め、キレのある後味と砂糖に近い美味しさの再現に有効
コーヒー飲料×甘味料の活用事例はコチラ>
〈紅茶飲料〉
相性の良い甘味料:スクラロース、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、ステビア
効果:紅茶の渋みをやわらげながら、スッキリとした甘さの表現に有効
紅茶飲料×甘味料の活用事例はコチラ>
〈スポーツ飲料〉
相性の良い甘味料:スクラロース、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
効果:糖質やカロリーを抑え、運動中でも飲みやすいスッキリとした甘さの実現に有効
スポーツ飲料 ×甘味料の活用事例はコチラ>
〈抹茶飲料〉
相性の良い甘味料:ステビア
効果:抹茶独特の後味や風味、香りの再現に有効
抹茶×甘味料の活用事例はコチラ>
甘味料を飲料に活用した事例
ここでは、弊社が各種甘味料を活用して味づくりを行った飲料の事例をご紹介します。
レモン飲料:果汁感を甘味料代替で再現しコストダウン
レモンサワーやレモンスカッシュなどのコンク(濃縮液)を製造されているお客様より、果汁原料の価格高騰についてご相談をいただきました。そこで、液糖の一部を高甘味度甘味料に置き換え、複数の甘味料を組み合わせて風味の調整を行いました。
検証の結果、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)とステビアの組み合わせにより、レモン特有のキリっとした風味やピール感が増強され、飲みごたえのある果汁感を実現できました。さらに、液糖の使用量を減らすことでコストダウンにもつながりました。
>>弊社の活用事例の詳細はコチラ
ココア飲料:独自ステビアを配合し、風味増強と原価高騰対策を実現
カカオマスの価格高騰により、ココアやチョコレート製品のコスト削減や原料調達が課題となっています。そのため「ココアの使用量を抑えつつリッチな風味を維持したい」というご要望に対し、当社で検証を行いました。
試行の結果、粉末ココアの使用量を抑えつつ、砂糖の一部を当社オリジナルのステビアで置き換えることで、カカオの風味を損なわず最適な甘さのバランスを調整できました。
特に独自配合のステビアを使用することで、カカオの風味を引き立てながら、まろやかな甘さのココア飲料を実現しました。
>>弊社の活用事例の詳細はコチラ
甘味料の採用に関するお問い合わせ
本記事では、甘味料とジュース・飲料の相性や、それぞれに適した甘味料と効果、さらに弊社での活用事例をご紹介しました。
<食品・飲料メーカーの皆様へ>
弊社では、常時30種類以上の甘味料や甘味料製剤を取り揃え、さらにそれらを組み合わせた混合品や倍散品も各種ご用意しております。
甘味料単品だけでは解決が難しいケースでも、最適な組み合わせを見つけ、美味しい味づくりができるまでしっかりとサポートさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。