甘味料コラム

高甘味度甘味料が食品製造にもたらすメリットとは?現場目線でわかりやすく解説

高甘味度甘味料が食品製造にもたらすメリットとは?現場目線でわかりやすく解説 | 甘味料開発・選定ナビ

 糖質オフ・カロリーオフをうたう商品づくりに欠かせない存在となっている「高甘味度甘味料」。砂糖の数十〜数万倍の甘さを持ち、ごく少量で甘味を付与できることから、多くの食品・飲料に活用されています。

 この高甘味度甘味料は、食品製造時に様々な「メリット」をもたらしますが、商品開発、製造現場、原料調達など、そのシチュエーションにより得られる効果は様々。
今回は、この高甘味度甘味料が食品製造の各シーンでどのように役立っているのか、現場目線でご紹介します。

高甘味度甘味料とは 

高甘味度甘味料とは、砂糖の数十倍から数万倍という強い甘味度を持つ甘味料の総称。
アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、スクラロース、アスパルテーム、ステビアなどが代表例で、ごく微量の添加でしっかりとした甘さを感じられるのが特徴です。

厚生労働省や食品安全委員会による審査を経て安全性が確認されたものが、食品添加物として使用されており、様々な食品製造に活用されています。

▶高甘味度甘味料の基礎知識コラムをチェック
https://sweetener.jp/column/2064/

各現場の視点から見た高甘味度甘味料活用のメリット

甘味度の高さや特有の味質など、それぞれの素材が持つ特性を生かし、食品製造の様々なシーンで活用されている高甘味度甘味料。
ここでは、製造の各現場の目線から、どんな採用メリットがあるのかを探っていきます。

商品開発の視点】狙った甘さ・機能を自由に設計できる 

高甘味度甘味料は種類によって甘味の立ち上がりや後味、苦みの有無などの「味質」が異なります。単体で使うだけでなく、複数の甘味料を組み合わせることで、砂糖に近いまろやかな甘さや、キレのあるすっきりとした甘さなど、狙った甘味プロファイルを設計できるのが強みです。
また、種類によっては塩かど・酸かどをやわらげるマスキング効果を持つものもあり、甘味付け以外の味づくりにも活用できるため、商品開発時の味の設計で自由度が高まります。

製造現場の視点】計量・管理がシンプルになる 

砂糖に比べて使用量がごくわずかで済むため、原料の計量や溶解にかかる手間を減らせるのも見逃せないメリットです。
また、アセスルファムKやスクラロースなど、熱や酸に対して安定性の高い甘味料に関しては、加熱殺菌や酸性の原料を含む製造工程でも甘味がぶれにくく、品質管理がしやすくなるのも利点と言えるでしょう。

調達・コストの視点原料コストと物流を最適化できる 

添加量あたりの甘味の強さで比較すると、高甘味度甘味料は砂糖よりも少ないコストでの甘味付与が可能になります。
加えて、使用量自体が少ないため、輸送・保管にかかるコストや作業負荷の軽減にもつながり、原料価格が変動しやすい市況の中でもコストを安定させやすいというメリットもあります。

商品価値の視点健康ニーズに応える訴求力 

砂糖に比べ、添加量自体が圧倒的に少なく済むため、糖質・カロリーを抑えられる利点に加え、虫歯の原因になりにくい非う蝕性を持つ甘味料もあり、糖質オフやカロリーオフといった健康ニーズに対応した商品訴求にもつながります。
ダイエットや健康志向の高まりを背景に、高甘味度甘味料は消費者にとっての商品価値を高める役割も担っていくために活用されることも少なくありません。

高甘味度甘味料の活用事例

最後に、実際に甘味料を使って商品の製造現場の課題を解決した、弊社の事例をご紹介いたします。

<製造現場の視点>たくあんにスクラロースを使用して漬け込み時間を短縮

高甘味度甘味料が食品製造にもたらすメリットとは?現場目線でわかりやすく解説 | 甘味料開発・選定ナビ甘味料を変えることで、たくあんの漬け込み時間を短縮できないか、というご相談に対し、各甘味料の分子量に注目し、元々使われていたステビアから、「スクラロース」への代替をご提案。
スクラロースの分子量は、ステビアのおよそ半分程度となるため、たくあんの漬け込み時間を数日分短くすることが可能となり、生産性向上に繋がりました。

>>たくあんの活用事例はこちら

 

<調達・コストの視点>ココア飲料の原価高騰対策

高甘味度甘味料が食品製造にもたらすメリットとは?現場目線でわかりやすく解説 | 甘味料開発・選定ナビカカオマス価格の高騰を受け、「ココアの使用量を抑えつつ、リッチな味わいを保ちたい」というご相談をいただきました。
砂糖の一部を当社独自のステビアに置き換えることで、カカオの風味を引き立てながら、原価高騰への対応を実現しました。

>>ココア飲料への甘味料活用事例はこちら

甘味料の採用に関するお問い合わせ

本記事では、果物を使った食品における高甘味度甘味料との相性についてご紹介しました。

<食品・飲料メーカーの皆様へ>
弊社では、高甘味度甘味料を中心に常時30種類以上の甘味料製剤を取り扱っております。果汁を使った食品の味づくりはもちろん、原料コストや仕入れに関するお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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