ステビアの特性を生かしたプロテイン飲料の開発。採用事例も紹介
植物由来の高甘味度甘味料ステビアは、甘味付け以外にも、pHや熱に安定性があり加工適正に優れ、風味増強やマスキング作用など、多様な特性を兼ね備えています。
今回は、プロテイン飲料にステビア抽出物を採用し、タンパク質特有の不快臭・不快味を抑制させ、自然な甘みや思い通りの風味設計を実現した採用事例とともに、ステビアとプロテインの相性についてを紹介します。
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ステビアとプロテインの相性
近年ますます需要の高まるプロテイン飲料。
その中でも消費者が求めるプロテイン飲料は、ヘルシーさが重要視されているため、その甘味料にも体内へのカロリー・糖類の吸収がないステビアがよく採用されています。
ステビアは、南米原産キク科の多年生植物の葉から抽出精製される甘味料で、ハーブの様な香味と比較的砂糖に近い味質で後を引く甘さに、わずかな苦みを有しています。
さらに褐変現象を起こさず熱やpHに安定性があるため、加工適正に優れています。また、酸にも安定性があり発酵による変質も起こりにくいため、風味を長期間安定させることが可能です。風味の増強や改善させる特性も併せ持ち、果汁感や茶葉感の増強などにも期待できます。
また、ステビアの不快臭や不快味のマスキングといった特性も、プロテイン製品が持つタンパク質特有の風味の改善に有効になっています。
植物由来の甘味料であるというのも、ナチュラル志向の消費者には人気があるポイントです。
さらにステビア抽出物は、砂糖と比較すると約200倍の甘味度を有しているため、少量で十分な甘味付けが可能。
より雑味の少ない高RebA含有ステビアや、酵素処理ステビアなどを掛け合わせることで、表現したい味や風味をより的確に実現しやすくなり、味のバリエーションも広がります。
ステビアとプロテインを併用した事例
植物由来の甘味料ステビアを2種組み合わせることで、スッキリとした風味を実現したプロテイン飲料
ココア味のプロテイン飲料を作るにあたって、植物由来の甘味料のみを使用してタンパク質特有の風味を整えたいとご要望をいただきました。また、運動後に飲みやすいようにココア風味をしっかりと出しながら、スッキリとした甘みを実現したいとのことでした。そこで、2種のステビアを組み合わせることにより、ココア風味をしっかり引き出し甘みのバランスを整え、スッキリとした飲み口を実現することができました。
ステビア/甘味料に関するお問い合わせ
こちらの記事では、ステビアとプロテインの相性についてと、プロテイン飲料にステビア抽出物を使用した採用事例を紹介いたしました。
ステビア抽出物は、風味増強やマスキング作用、糖質・カロリーがゼロなど、加工適性に優れた多様な特性を持つ植物由来の高甘味度甘味料です。弊社で取り扱っている雑味の少ない高RebA含有ステビアや酵素処理ステビアなど、複数の甘味料を組み合わせることで、より理想の風味設計を実現することも可能です。
オリジナル配合等、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。