アセスルファムKを使った飲料について
アセスルファムKは、砂糖の約200倍の甘味を持つ人工甘味料のひとつで、正式名称は「アセスルファムカリウム」。「アセK」といった略称で呼ばれることもあります。
砂糖と比べて甘味の立ち上がりが早くすっきりとした後味が特徴で、ほのかに苦みを感じます。また、他の高甘味度甘味料と併用すると、相乗効果で風味を増強する作用があるため、香りや風味を楽しむ飲料などに最適です。
ここでは、このアセスルファムKが使われている飲み物について、ご紹介いたします。
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アセスルファムKを使った飲料について
アセスルファムKは、加熱や酸性条件下においても、耐光性・保存性に安定した性質を持ち、さらに水に溶けやすく加工しやすいため、長期保存を前提とした清涼飲料水などの飲料や、スポーツドリンク・プロテインなどの粉末飲料に多く用いられています。
甘味の立ち上がりが早く、後味が残らないのも特徴で、すっきりとした甘味をつけらるため、様々な飲料との相性がいい甘味料です。
また、カロリーの吸収がなく、摂取後の血糖値の上昇を抑える特徴もあるため、カロリーオフやダイエット系の飲料にも多く採用されています。
砂糖に比べ使用量が少量で済むので、コストを削減できるメリットもポイントです。
アセスルファムKの採用事例
乳感をアップさせて、濃厚なコクを感じるカフェオレ飲料に
「コクのある商品で、砂糖に近い美味しさを甘味料で表現したい」というお客様のご要望に対して、アセスルファムKとスクラロースを組み合わせて、コーヒーのキレを引き立てつつ乳感を補い全体の風味を向上させました。
フィッシュコラーゲンの魚臭さをマスキングして飲みやすく
魚由来のDHAとEPAには脳機能改善効果があります。それらを含めた機能性飲料の粉末飲料をつくるにあたり、魚臭さが出てしまい飲みにくいという課題がありました。アセスルファムK・スクラロース・アスパルテームを組み合わせて使用することで、全体的な甘さのバランスをとりつつ、生臭さを軽減させる処方に仕上げることができました。
スポーツ粉末飲料を処方から設計
スポーツドリンク風味の粉末飲料の処方設計と製造ご依頼をいただきました。配合するミネラル量などのご指定があり、限られた容量内で最適な甘味料を見つけ出すために施行を重ねた結果、アセスルファムＫとスクラロースの組み合わせに至りました。オリジナルの配合で製造し、本製品は長期にわたり販売実績のある商品となっています。
アセスルファムK/甘味料に関するお問い合わせ
こちらの記事では、アセスルファムKの含まれている飲み物と採用事例について紹介いたしました。
甘味の付与以外にも、カロリーオフ、風味増強などにも活用されるアセスルファムKは、2004年に厚生労働省が定めた食品衛生法第13条により、安全に利用するための使用基準が定められている甘味料。飲料・食品以外にも、オーラルケア用品をはじめとする医薬品などにも幅広く採用されています。
当社では、アセスルファムＫのほか、各種甘味料の原料の調達から開発、製造まで一貫した対応が可能です。
標準品の甘味料では解決できないようなケースでも、最適な甘味料の組み合わせを見つけて美味しい味づくりができるまで全力でサポートさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。