植物由来の甘味料「ステビア」。使用される食品と採用事例をご紹介

ステビア抽出物は、砂糖と比較すると約200倍の甘味度を有している、植物由来の甘味料。

ハーブの様な爽やかですっきりとした香味とほのかに感じる苦みがあり、コクのある後引く甘味が特徴です。

また、加熱褐変を起こさず非微発酵性であり、さらにpHも安定していることから扱いやすく、幅広い食品に採用されています。

今回は、このステビア抽出物が入っている食品と、採用事例をご紹介します。

下記でご紹介する、ステビアについて、食品・飲料・医薬品メーカーの企画・開発ご担当者向けに、「ステビアの概要と採用事例」を1冊にまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。

是非ダウンロードの上、商品開発にお役立て下さい！

ステビアの入っている食品について

ステビア抽出物は、甘味付けのほかに、風味の増強、非う蝕性、塩なれ・酢なれにも優れています。甘味度は、砂糖の約200倍の甘味度を有していますが、ノンカロリーで糖質もありません。

また、褐変現象を起こさず、調理温度の影響を受けづらく加工適正に優れています。さらにpHに安定性があり、非醗酵性であるという点が大きな特徴です。

その扱いやすさもあり、ステビア抽出物は漬物や水産加工品、スナック菓子やキャンディー、チューイングガムなど、幅広い食品の製品加工に採用されています。

昨今の健康ブームを背景に、プロテイン製品や糖質オフ商品に採用されるケースも増えています。

弊社では汎用グレードの「ステビア抽出物」のほか、レバウディオサイドA高含有の「高RebA含有ステビア(※1)」や、糖転移を施した「酵素処理ステビア(※2)」に加えて、各種倍散品や混合品の取り扱いがございます。

※1 ステビアに含まれる甘味成分レバウディオサイドAを高含有しており、砂糖の約300～350倍の甘味度を有する
※2 高純度のステビア抽出物に酵素を用いて糖を付加してつくられ、砂糖の約150～200倍の甘味度を有する

いずれも複数の中国メーカーから調達を行いながら、自社での品質管理と製造化により、多様かつ高品質なステビア製品を安定的に取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

「塩分は落とさずに、塩辛さを抑えて食べやすい漬物を作りたい」というお客様のご要望に対して、塩かどをマスキングする、ステビア、カンゾウ、スクラロースの3種の甘味料を組み合わせて採用しました。

その結果、塩かどが取れてマイルドで美味しい漬物を作ることに成功しました。

塩辛などの発酵食品を作る際に、「魚介のワタと肝の持つ、独特の風味とコクを引き立てたい」というお客様からご要望をいただきました。

風味の増強や改善させる特性のあるステビアとカンゾウを組み合わせることで、魚介の複雑で独特な風味とコクを引き立たせることに成功しました。

こちらの記事では、ステビアの入っている食品と採用事例について紹介いたしました。

ステビア抽出物は褐変現象を起こさないため、加工適正に優れています。また、甘味の付与以外には風味増強や塩なれ・酢なれをまろやかにする作用にも有効です。

当社では、ステビア抽出物のほか、高RebA含有ステビアや、酵素処理ステビアも取り揃えております。
各種倍散品やあらかじめ複数の甘味料を組み合わせた混合品なども豊富に取り扱っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。