甘味料コラム

糖アルコールの種類とは?特性を一覧表でご紹介

糖アルコールの種類とは?特性を一覧表でご紹介 | 甘味料開発・選定ナビ

糖質の一種であり、低甘味度甘味料に分類される糖アルコールは、糖質のカルボニル基が還元反応して生成された糖の総称。

その成分はキノコ類や果実、野菜などの自然界の食品や、醤油や味噌、ワインなどの発酵食品にも含まれており、 古くから日常の食生活の中でも摂取されている食品素材です。

ここでは、弊社で取り扱っている2種類の糖アルコールをご紹介します。

弊社で取り扱っている糖アルコール

弊社では現在、2種の糖アルコールを扱っています。

1 :エリスリトール

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エリスリトールは天然にも存在しており、身近なものでは果実やキノコ類などの食品や、醤油や味噌などの発酵食品に含まれている糖アルコールの一種です。

甘味度は砂糖の70~75%ほど有しており、キレが良く清涼感のある甘味が特徴です。

また、エネルギーは0カロリーのため、ゼロカロリーのゼリーや砂糖代替品、チューインガムなどに使用されています。

>>エリスリトールの詳細はこちら

2:キシリトール

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キシリトールは自然界に多く存在しています。主にカバノキなどから抽出精製されることが多いですが、身近なものではイチゴやホウレンソウなどの果物や野菜にも含まれている糖アルコールです。

甘味度は砂糖とほぼ同じで、クセがなくまろやかな甘味を有しており、カロリーは砂糖と比較して75%ほどです。

溶ける際に熱を奪う作用が働くため、口内に含んだ際に冷んやりと感じるのも特徴の一つです。なお、虫歯予防にも有効のため、チューインガムに使用されることが多いです。

>>キシリトールの詳細はこちら

糖アルコールの特性一覧表

糖アルコールの特性を3つ紹介します。

 

①熱、pHに強い 熱やpHへの安定性に優れているため、加熱による褐変反応やメイラード反応の原因になりにくい。
②非う蝕性 う蝕の原因である微生物の栄養源になりにくく、虫歯の原因にもなりにくい。
③低カロリー 消化吸収が緩慢で、摂取後の血糖値の上昇やインスリン分泌がほぼ見られないのが特徴。低カロリーの甘味料として用いられることも多い。

糖アルコールを使用した採用事例

エリスリトール使用ジューシーな果汁感を付与したノンカロリーゼリー

 

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「果汁感のある糖質オフのゼリーをつくりたい」というご要望をいただきました。

そこで、果汁感をアップさせるため、スクラロースとアセスルファムKを組み合わせて、エリスリトールを使うことでノンカロリーに仕上げました。 

<エリスリトール使用>プロテイン飲料の果汁感をアップさせた美味しい味づくり

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プロテインを多く配合し、タンパク質含量を高めたプロテイン飲料をつくるにあたり、香料だけでは美味しい味づくりが難しい、という課題がありました。そのため、「果汁感を引き出し飲みやすさに注力したい」というご要望をいただきました。

そこで、果汁感をアップさせるためにアセスルファムKとアスパルテームを複合し、同時に、すっきりとした飲み口にするためエリスリトールを配合しました。

>>「エリスリトール」採用事例の詳細はこちら

糖アルコールに関するお問い合わせ

こちらの記事では、当社で揃えている糖アルコール2種の特性と採用事例について紹介いたしました。

当社では糖アルコールを含め、各種甘味料を常備30種類以上取り揃えております。

糖アルコール単体はもちろん、混合品や倍散品のご用意や、それらを複数組み合わせしてのオリジナル配合も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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