甘草(カンゾウ)が入っている食品について
甘草(カンゾウ)は独特の甘さを有した、植物由来の甘味料です。漬物や佃煮、水産加工物のほか、醤油や味噌などの発酵食品や調味液、またキャンディなど広範囲の食品に使用されています。
主成分のグリチルリチン酸は、マメ科カンゾウ属の植物から抽出精製され、砂糖の約200~300倍の甘味度を有しています。後引きの強い甘みと独特の風味が特徴です。
ここでは、この甘草(カンゾウ)が使われている食品について、ご紹介します。
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カンゾウが入っている食品
強い甘みと独特な風味が特徴のカンゾウは、塩なれに優れているため、漬物や佃煮、塩辛などの水産加工物のほか、醤油や味噌などの発酵調味料から菓子類まで、広範囲の食品群に採用されています。
カンゾウの主成分であるグリチルリチン酸は、抗炎症作用や抗アレルギー作用を有し、pHや熱に対する安定性も高く親水性に優れているため、医薬部外品の薬用スキンケア用品などにも用いられています。
カンゾウの採用事例
塩味を軽減させ、塩かどのとれた美味しい漬物
漬物を作るにあたり、「塩分は落とさずに、塩味を抑えて食べやすいようにしたい」というご要望に対して、ステビア、カンゾウ、スクラロースを組み合わせて塩かどのとれたマイルドで美味しい漬物を作るご提案をしました。
旨味のバランスがとれたマイルドな焼肉のたれ
焼肉のタレを作るにあたり、「塩味をおさえつつ、旨味のきいた商品にしたい」というご要望をいただきました。それに対して、塩かどをマスキングする効果のあるステビア、カンゾウ、スクラロース、サッカリンNaをご提案しました。これらを組み合わせて使用することで、塩かどをとり、旨味のバランスがとれた美味しいたれが完成しました。
魚介の風味とコクを向上させた塩辛などの発酵食品
「塩辛に使われる魚介のワタや肝の持つ独特の風味やコクを表現したい」というご要望をいただきました。それに対して、ステビアとカンゾウを組み合わせることで、魚介の複雑な風味とコクをアップさせました。
カンゾウ/甘味料に関するお問い合わせ
こちらの記事では、カンゾウが入っている食べ物と採用事例について紹介いたしました。
強い甘みと独特な風味が特徴のカンゾウは、塩なれに優れているほか、pHや熱への安定性などを備え、様々な食品・医薬品に採用されている甘味料です。
当社ではカンゾウのほかにも各種甘味料を常備30種類以上取り揃えており、製造をご希望の商品の味や目的に合わせ、複数の甘味料を最適なバランスで組み合わせてご提案することが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。