甘味料コラム

糖質制限ダイエットに欠かせない!? 低糖質食品に使われる甘味料について

糖質制限ダイエットに欠かせない!? 低糖質食品に使われる甘味料について | 甘味料開発・選定ナビ

近年ますます高まる健康・ヘルシーブーム。その中でも特に注目されているのが、糖質制限です。

糖質制限ダイエットは、炭水化物の摂取を抑えることで血糖値の上昇を防ぎ、体脂肪をエネルギーとして利用しやすくする食事法です。しかし、甘いものを楽しみたいという欲求はなかなか抑えがたいため、甘さを感じながらも血糖値に影響を与えにくい「甘味料」が様々な食品に活用されています。

この記事では、糖質オフ商品などに含まれる甘味料についてご紹介していきます。

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食品メーカーが甘味料を取り入れる理由

健康志向の高まりとともに、低糖質商品やカロリーオフ商品への需要が増加している背景から、その消費者ニーズに応えるため、食品系のメーカーは、砂糖の代替となる各種甘味料を採用しています。

甘味料を使うことで、糖質やカロリーを抑えながら、美味しさを維持することが可能になります。これにより、ダイエットを意識する消費者のニーズを満たすだけでなく、血糖値への影響を抑えることで健康管理に適した商品を開発できるメリットがあります。

加えて使用する甘味料によっては、食品の風味向上や不快な異味を抑えるマスキング効果も期待できます。

また、日本では甘味料の安全性に関する基準が厳しく、厚生労働省や食品安全委員会が科学的な審査を行い、安全性が認められたもののみが食品添加物として認可されています。これにより安全性が担保された甘味料は、さまざまな食品に広く活用されています。

甘味料が使用されている主な食品・飲料

様々な食品や飲料に、砂糖の代わりとして使用されている甘味料。その中でも低糖質やロカボ、糖質オフをうたった製品は、下記のような食品が代表例となります。

  • 低糖質スイーツ(チョコレート、アイスクリーム、プリンなど)
  • ダイエット飲料
  • プロテイン飲料、プロテインバー
  • 低糖・無糖ガム、キャンディ
  • 低糖質パン、ケーキ、スイーツ

糖質オフ食品・飲料に使われる甘味料について

糖質オフや糖質制限に着目する消費者向けの甘味料には、様々な種類があり、それぞれに異なる特徴を持っています。

  • スクラロース:砂糖の約600倍の甘味度を持つ合成甘味料。ノンカロリーのため、血糖値に影響を与えない。
  • アセスルファムカリウム(アセスルファムK):砂糖の約200倍の甘味度を持つ合成甘味料。ノンカロリーのため、製品の低カロリー化に有効。
  • アスパルテーム:砂糖の約200倍の甘味を持つアミノ酸系の甘味料。消化過程でごく微量のカロリーしか生じないため、血糖値を上昇させることはない。
  • サッカリンナトリウム(サッカリンNa):砂糖の約300倍の甘味度を持つ甘味料。カロリーゼロで耐熱性・耐酸性が高く、飲料や加工食品に使用される。
  • ステビア砂糖の約200倍の甘味度を持つ植物由来の甘味料。血糖値に影響を与えないため、糖質制限中に適している。
  • エリスリトール:カロリーゼロの糖アルコール。甘味度は砂糖の約70%で、冷涼感があり、虫歯の原因になりにくい。
  • ラカンカ(羅漢果):砂糖の数百倍の甘さを持つ天然の果実由来の甘味料で、古来より漢方などにも使われる。血糖値に影響を与えにくい。

また、ステビアやスクラロースなどの高甘味度甘味料は、砂糖の数百倍の甘味度を持つため、そもそも少ない使用量での甘味付けが可能です。

そのため、カロリー・糖質オフはもちろん、コスト面でもメリットが出やすいのも特徴です。

糖質オフ食品に活用された、甘味料の事例

タンパク質臭の軽減とカロリーオフ、調合計算のしやすさを実現したプロテインバー

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プロテインバーの製造において、「砂糖の使用量制限と大豆由来のタンパク質臭の軽減、カロリー抑制」の要望に応じ、代替甘味料を検討しました。

タンパク質臭を軽減し、砂糖に近い甘味を実現するため、アスパルテームとスクラロースの併用を提案。カロリーオフも実現しました。その際、それぞれ甘味度が異なるため、砂糖と比較して200倍の甘味度を有するアスパルテームに合わせて、スクラロースも同等の甘味度を有する倍散品を使用し、配合時の分量計算がしやすいように調整しました。

結果として、大豆臭の少ないカロリーオフのプロテインバーが完成し、美味しさを保ちながらカロリーも抑えることができました。

>>プロテインバーへの甘味料活用事例の詳細はこちら

ジューシーな果汁感を付与したノンカロリーゼリー

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「果汁感のある糖質オフのゼリーをつくりたい」というご要望をいただき、糖質を抑えつつ、果汁感のあるフレッシュで美味しいゼリーを実現するために、最適な甘味料を選定しました。

まず、ゼリーの果汁感を引き立てるために、スクラロースとアセスルファムカリウム(アセスルファムK)を組み合わせました。この2種類の甘味料は、甘さを感じつつも、果汁のフレッシュな味わいを損なうことなく、まろやかで豊かな風味付けが可能です。さらに、カロリーゼロのエリスリトールを使用し、ノンカロリーに仕上げました。糖質制限やカロリー制限を考慮しつつ、果汁感をしっかりと感じられるゼリーを実現しました。

>>ノンカロリーゼリーへの甘味料活用事例の詳細はこちら

まとめ

こちらの記事では、糖質オフ商品などに含まれる甘味料についてご紹介いたしました。

糖質は体に必要なエネルギー源ですが、過剰な摂取は逆に様々な健康リスクが増えてしまうことが懸念されているため、甘味料とうまく付き合うことが現代のスタンダードです。

今回紹介した甘味料は、安全性の審査をクリアし、厚生労働省によって食品添加物として認可されているものになります。

甘味料で美味しく糖質オフされた商品を取り入れて、健康的な食生活を送りましょう。

<メーカーの皆様へ>甘味料の活用に関するお問い合わせ

弊社では、上記にご紹介した甘味料のほか、常時30種類以上の甘味料を取り扱っております。

また、糖質オフ、カロリーオフのほか、作りたい商品にあわせた最適な甘味料や組み合わせ・配合のご提案も行っております。理想的な味や風味を追求するお手伝いもさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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